完璧を是とする愚かしい前提は
無駄という愚者の行為を嘲笑う

ひとつ話をしてやろうと囁いた
無垢な感情など唾棄すべきだと

零よりいでし残骸など虚しくて
その身より零れ落ちる後悔の念 ...

塗りつぶした道は引き返す術がない
そこにあるものはひどく滑稽で
絶望だとか虚しさだとかそんなものは全てを超越している
立ち上がるだけの気力も体力もなくて
このまま消えてしまえればどんなにか楽だろうとそれ ...

それを愛とか情とかいうには、私たちは幼すぎた。
お互いさえあればいいと思ってしまったのは、世界が狭すぎた故だろう。
小さな小さな箱庭で一緒にいられればそれでよかった。

私は君で、君は私で。
手をつな ...

可哀そうな女だ、とあなたは言った
どんなにお前が想っても想っても気づいてもらえないのは可哀そうだ、と
そういうものなのだろうか
私はあの人のことを想うだけで心があたたかくなる
私はあの人のことを考えるだ ...

呪いをかけた
わたし以外の人が見えなくなりますように
わたし以外の人のことを考えなくなりますように

呪いをうけた
おまえしか見えなくなりますように
おまえのことしか考えなくなりますように ...

巻き戻す
ただただ、巻き戻す
なかったことにしたい
しなかったことにしたい
私ではない
私じゃない
一心不乱に巻き戻す姿は髪を振り乱し歯を食いしばりあまり見られたものじゃない
手 ...

からっぽすぎる自分
空っぽすぎる自分
真っ逆さまに落ちていこうがどこまでも突き抜けようと
何もなくて何も持たなくて何も手に入れられない
生み出さないこの手は虚しく空を掴むだけ
ない ない ない  ...

瘡蓋を引き剥がしたら血が出てきてじくじくした傷口がてらてらぬらぬらしていて私の心の中と一緒なのだとふと思った。
決して乾かない叶わない光のようなものは私を一生懸命駆り立てようとする。
多くも少なくも自分のことは解ってい ...

君が笑うたびに僕は思い知らされる
君からあいつを奪ったのは僕なのだと
何も知らぬ無垢な手は汚れた僕を浄化するかのようにのばされる
あのね、と舌足らずのお喋りに応える僕は何者だろう
小さな君は僕に絶対の信 ...

お疲れさまと縋る手がむしょうに気持ちが悪かった
お前が求めているのは私じゃないだろ
いつまで私を身代わりにすれば気が済むの
聞いたこともない猫なで声で私を呼び
慣れない手つきで私を抱く
帰って来 ...