例えばそれは、叫び。
全て感情の傾くまま、動くまま、動かないまま。
上に行く程新しいです。
全消去
不協和音が鳴り響く世界で
消去、無、その先
この世は楽に生きられる程甘くない
道は『此処』にある
どれ程渇望しても得られないものがあるのだとしたら
そうでないが故に信じるもの
私は『特別』なのだと思っていた
明日を思う、明日を願う
自動ドアの向こう側は灼熱のようだった
私は時折逃げたくなる
私は時折逃げたくなる
夜中の救いとそれだけが
あなたしかいないのだと縋ってみればよかったのだろうか。
考えるだけ無駄なことはいつも、
何故もこう愚かなのだと罵られ
それ故に存在するもの
捨てるのは簡単だ
謝罪という名の拷問
突きつけられた感情を嚥下する暇すらなく
魂への恋文
帰っておいで
欠けた全てを捨てる日
感じるままにあれと君は言うけれど
引き回しの孤独
完璧を是とする愚かしい前提は
消失するためにあるのだとしたら
塗りつぶした道は引き返す術がない
終わる世界に残る澱。
それを愛とか情とかいうには、私たちは幼すぎた。
交わらない世界で
可哀そうな女だ、とあなたは言った
呪詛
呪いをかけた
懺悔と後悔と少しの希望
巻き戻す
静寂に至る
からっぽすぎる自分
ウラハラ情景
瘡蓋を引き剥がしたら血が出てきてじくじくした傷口がてらてらぬらぬらしていて私の心の中と一緒なのだとふと思った。
或る罪人の一幕
君が笑うたびに僕は思い知らされる
そんな紙一重
お疲れさまと縋る手がむしょうに気持ちが悪かった
立ち直るための儀式。
トイレの便器にゲーゲー吐いた。
だから、存在しない。
そう、思い出して。
思考高速遅々
今考えていることをそのまま形にしてくれる機械があればいいのに
あなたを選んだわけじゃない
あなたを選んだわけじゃない
嗚呼あんなに好きだったのに
打ち捨てられた手足を拾い集め